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関東
2014/04/24 関東 

埼玉の秘湯、都幾川温泉・八塩温泉ほか

1 玉川温泉 湯郷玉川 

林の横にある平屋で一部2階建ての民家のような施設。日帰り温泉で人気があり、10時開店前に着いたが客が並んでいた。

 

 

26.8度のアルカリ性単純温泉で総計172mgという極めて清澄なものである。しかしPH10.1と強アルカリ性である。HS 0.8mg HCO3 29.5mg CO3 28.1mgとなっている。透明、無味、無臭の循環である。



しかしCO3 の28.1mgでツルツルやや強しの良い感触になっている。大きな内湯1つと、露天風呂1つの簡素な造りながら湯の存在感があるので人気なのであろう。地元の人で賑わっていた。

 

2 ときがわ温泉 とき川 

料亭風の平屋の瀟洒な建築。中は浴室が2室と、2間続きの客室が2室の4つだけである。入口の横の林はやまツツジが満開で真っ赤な花が咲いていた。やまぶきとあじさいの2室で昼の部、夜の部2組のみで4組しか入浴できない。そのためこの土曜日の昼の部は1月ばかり前に予約していたものである。



今回はやまぶきになった。6畳と4畳半の個室で和風の清楚な造りである。ここは99年に通販生活でアルカリ性の高い温泉日本一として取り上げたものでPH 11.3で白馬八方温泉とほほ同率一位である。



温泉としてはメタケイ酸規定泉で14.6度の総計219mgのものである。CO347.6mgと濃厚に入っておりOH(水酸化)イオンも16.0mgと多い。



透明、甘味、無臭であるがツルツルが強烈に強くローションのようである。石鹸を使い体を洗うとさらにツルツルが増し、石鹸が取れなくなったように錯覚する。内湯の岩組浴槽が1つで弱く加熱掛け流しにされている。



食事は1品ずつ出てくる懐石薬膳料理で14種類のお品書きのメニューに沿って出された。

 

3 神川温泉 かんなの湯 

ソーラーパネルの屋根のついた近代的な平屋の日帰り温泉センター。26.6度の食塩重曹泉(ナトリウムー炭酸水素、塩化物泉)で総計3053mgである。



 

透明、小エグ味、無臭の源泉が循環されていた。内湯3ヶ所と露天風呂2ヶ所が温泉で大きな浴槽なのですべて循環である。小さくても良いので掛け流し浴槽を造るべきだと思った。



 

4 八塩温泉 神水館 

八塩温泉の老舗、木造3階の本館とコンクリートの2階建ての2つの棟からなっている。コンクリートの棟の方も木造を良く模してあり屋根は木造である。



雰囲気のある和風の外観である。今回は木造3階の棟の3階の部屋で神流川の流れと桜の花の見える良い位置であった。



ここの温泉は総計15.700mgの食塩泉で炭酸も915mg含有しもう少しで含炭酸泉となる。薄褐色で塩味と炭酸味があり、無臭であった。



源泉浴槽が掛け流しであるが湯量が少量なので加温しておらず15.5度のままである。冷温交互入浴となった。



内湯の加温浴槽は加水でほとんど温泉は少量の使用で白湯に近い。露天風呂は混浴で1つである。ここも白湯に近い。冷たい源泉掛け流し浴槽のみが塩分のある炭酸味の効いた源泉を楽しむことができる。



 

1 こだま温泉 こだま温泉ファミリープラザ 

ステンレスの庇の近代的な日帰り温泉センター。30.1度の食塩泉が毎分63リットル湧出し、総計は8200mgと等張性である。



微褐色、塩味、少臭素臭であった。掛け流しと謳っているがオーバーフロー循環である。内湯に3浴槽、露天風呂1浴槽、寝湯1浴槽である。



大きな容積の浴槽が3箇所もあり掛け流しは難しいであろう。小さな浴槽に絞るべきである。

 

 

2 湯楽の里 熊谷店 

線路の間にあるやや行きにくい敷地にある温泉。木造平屋の風雅な造りで36.5度の単純温泉で総計588mgである。重曹系の単純温泉で毎分634リットルも湧出している。



 

 

 

 

 

透明、無味、無臭ながら加温掛け流しで使われており良い。露天風呂は壺風呂4連と小さめな浴槽が2つである。湯を無駄に使うことなく掛け流しにしていた。



 

単に大きな浴槽を作るよりもずっと良いので各地循環の施設は見習って欲しい。内湯は白湯のようだ。





 

 

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2014/04/11 関東 

式根島の温泉と大島の温泉1箇所

1  黒瀬温泉 ホテル白岩 宿泊  4780温泉地  オーバーフロー循環

 

本日の宿泊はホテル白岩にした。独自源泉で離れているのでカウントできるためである。そして入浴のみ不可である。



湯はタイルの内湯と木枠に石張りの露天風呂があった。残念ながら循環であった。湯は総計3740㎎の食塩泉で26.4度の温泉で透明、塩味、無臭の個性は少ないものであった。



湧出量は毎分200リットルあるので一部小さな掛け流し浴槽があれば良いと思われる。翌日は暗いうちに宿を出て6時20分発の船で式根島に行った。



 

式根島

1     足付温泉 再訪  足元湧出

足付温泉は再訪であるが、以前よりも温度が下がり入浴してみると足元の砂地から25度程度の湯がもわもわと緩く自噴しているのが分かった。



浴槽では20度代であろう。水風呂のようであった。以前はヌル目の岩のくぼみであったが、今回は水のように温かった。透明、塩味、無臭で2か所の湯溜りがあった。





2
松が下雅湯  掛け流し

真っ赤な食塩泉で強い強食塩泉が使われている。赤褐色、強塩味、少金気臭であった。



大きな湯船が2つあり、岩と海の景観が美しい。また湯が赤いので存在感がある。地鉈温泉の湯が成熟し赤くなったものと思われる。



有馬温泉のような存在感であった。



3
地鉈温泉 再訪  足元湧出

海に向かって大きな峡谷を、岩に挟まれて下ってゆくアプローチである。海岸に湯が涌いている。



源泉地帯は80度ほどある沸騰している源泉で、まだ透明である。そこから流れだし海水と混じりやや高温になっているところは緑色である、さらに外側になっているところは熟成が進み褐色になっていた。



鉄分を含む源泉の劣化状況がすぐわかる温泉である。湯は強食塩泉で強い塩味である。匂いも香ばしい金気臭があり存在感は抜群である。



湯が熱く入り江が各所にあるので、点々と入浴箇所がある。各所で入浴した。海の背景と岩の屹立でたいへん美しい景観である。



素晴らしい景観の温泉の屈指のものであろう。



4
憩いの家温泉 4781温泉地  掛け流し

地鉈温泉に下る手前に源泉小屋があり、ボーリングしている。その源泉を送っている施設。



湯は鉄分を5.0㎎含有する強食塩泉で74.4度、総計35510㎎である。海水より濃い温泉である。浴槽では薄褐色、強塩味、香ばしい香りとなっていた。



内湯1つのみの簡素な施設でタイル貼りの浴槽である。200円の地元民の浴場であろう。



 

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2013/12/29 関東 

伊豆大島の温泉 

伊豆大島
1御神火温泉  循環
伊豆大島に行った。なんと新島、式根島、神津島、八丈島には行っているが、大島は初上陸である。港からレンタカーを借りて御神火温泉に行く、大きなプール付きの温泉施設で内湯のみである。


大きな内湯と寝湯、うたせ風呂、サウナなどがある。総計2152㎎の食塩泉が毎分200リットル湧出し、温度は34度である。



透明、少塩味、無臭と成分通りの温泉であった。高い天井の大きな空間で広い施設である。入浴料1000円はやや高い。



私は宿泊先より半額券をもらってきたので500円であった。循環が残念である。

2為朝の湯 ホテル赤門  加水循環
源為朝の滞在していた敷地の温泉。赤い立派な門構えがあり由緒ある温泉である。



敷地内に独自源泉があり総計8974㎎の食塩泉で毎分130リットルの湧出量で25度である。しかし加水加温循環で透明、無味、無臭の温泉になっていた。残念である。



四角いタイル内湯と岩組の露天風呂があった。



 

3平成の湯 くるみや 掛け流し 4776温泉地

三角屋根の瀟洒な温泉宿。44.5度の食塩泉で総計6335㎎の源泉が湧出し、掛け流しで利用されている。石張り内湯が1つと離れの石組み露天風呂もある。



たぬきの置物のある内湯で弱いが掛け流しで利用されている。離れの露天風呂は風情の良いもので掛け流しのため透明、塩甘味、無臭であった。



男女が仕切りの下で繋がっており、男湯から掛け流しになり女湯に排水溝があった。やはり掛け流しの温泉は良い。



 

4大島温泉 大島温泉ホテル 掛け流し
三原山の山麓にある景観の良いホテル。昔は海岸近くに温泉がなく大島では唯一の温泉施設であった。



高原の露天風呂があり、三原山の溶岩に覆われた山並みが背景の美しい景観であった。溶岩は真っ黒の色である。750メートルほどの標高の山ながら立派な裾野を持っており立派な山である。



84.2度の単純温泉で総計1034㎎で溶存は899㎎である。カルシウム-重層系で薄黄色、無味、無臭であった。弱い掛け流しで熱い湯を流れ放しにしている。



楕円形の内湯が一つに四角い露天風呂が1つであった。薄黄色の単純温泉は秋の宮温泉の稲住温泉を思い出した。高温の源泉である。



5大島元町温泉 浜の湯 掛け流し
御神火温泉の近くにある露天風呂のみの温泉施設、大きな浴槽が一つで混浴である。男女別の脱衣所があるだけで、その奥に大きな露天風呂があるだけの簡素な施設である。



温泉とは簡素なほど良いというのはここでも言えた。混浴の水着着用の施設であった。入浴するまではあまり期待していなかったが、掛け流しが多く、新鮮で良い印象が残った。



大きな曲線形の露天風呂で46度の湯が中央にどんどん掛け流しになり素晴らしい。湯口近くは熱め適温で、離れると適温になる。景観が絶景で大島の温泉ではここが一番であろう。



伊豆半島がずっと見えて、その奥に富士山も見える(今日は雲に隠れていた)ちょうど夕焼けに合わせて訪問したのでさらに美しかった。



赤く染まった大海原と伊豆半島の海岸線が見えて島の良さが倍増される。湯が新鮮で美しい温泉であった。

 

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2013/02/09 東北 関東 

香草温泉、神流川温泉、小野川温泉、白布温泉など

1軽井沢三笠ホテル温泉 4726温泉地

軽井沢の別荘地奥にある源泉。ポリパイプから流れ出ている。30度ほどの単純硫黄泉で透明+薄黄色、たまご味、硫黄臭ありである。



桶で浴びた。H2S 15~20㎎と推測される。案内していただいた斎藤氏のペットボトルでは白濁したそうである。なかなかの硫黄含有量であろう。浴槽に入れ加熱すれば白濁するであろう。



2御所平温泉 かくれの湯 4727温泉地

小さな日帰り温泉施設で、山の中にあり秘湯と言えるであろう。48.6度の食塩重層泉(Na-HCO3,Cl)で総計3720㎎である。



木製の内湯浴槽と岩組の露天風呂がある。CO2が503㎎と多く含有されており、炭酸泉の痕跡もある。温度が高いので源泉口で炭酸は抜けてしまうのであろう。



内湯、露天風呂ともに湯はフレッシュでささ濁り、エグ味+炭酸痕跡、香ばしい匂いであった。露天風呂は野趣に富んだ造りで、内湯も風雅である。毎分220リットルの湧出量で良い温泉であった。





3香草温泉 4728温泉地

香草温泉は長年の課題で、「一湯入魂温泉」に常布滝下温泉を載せた時に行こうとしたのだった。



その時は20メートルの温泉直下の滝が凍結していて、周囲も登る壁に氷が付いていたので単独行なので断念した温泉であった。この度、みな再訪の仲間たちと一緒に行くことができた。



草津スキー場の下から林道に入り、川沿いに遡上して行く。すぐ終点で、そこからは歩きである。登り約2時間である。



ゆるい勾配の山道を1時間ほど行くと沢に出る。ここが香草温泉の沢である。驚くことに冷たい澄んだ水は強酸性ですでに草津の湯より濃い酸性を示している。



その川に沿って、沢登りである。最初は緩い勾配で石を伝って登ってゆくが、だんだんと高度を稼ぐと小さな滝が連続してきて1.2メートルの段差が出てくる。滑って落ちれば怪我をするくらいの沢になってきた。



だんだん傾斜が強くなってきたところで前回断念した大滝が現れた。20~25メートルの滝で左側は垂直の崖で、右側を巻いてゆく。



適度に足掛かりのある崖を3点確保で登ってゆく。先行した同行者がロープを垂らしてくれた。その先は熊笹の中を50メートルほど進むと滝上に出た。



ここからが香草温泉湧出地帯である。傾斜は強く、上の湯と下の湯がある。真ん中がNo4源泉であろう。岩に大きく4と書かれている。その下に3か所あるのであろうが、2か所は発見できた。



浅い温めの湯溜りと岩が白く染まった壁からの湧出である。No4は湯量があるが熱くて入浴不能である。そのまま川に流れている。浴槽はない。その上に3か所の源泉があった5.6.7であろうか?こちらは適温で緑色の強酸性泉特有の岩がある浴槽と、砂地にある緑白濁した源泉が良かった。湯は強烈な酸性泉で国内では蔵王や玉川の強酸性泉があるがさらに濃いであろう。

 

塚原の薬用鉱泉のH(水素イオン)80㎎というPH1.1のものも舐めたことがあるがそれに匹敵している。硫黄島の東温泉よりもさらに濃い。肌が溶けてつるつるになり、さらに沁みる。この温泉が玉川の塩酸系でなく硫酸系では全国最強の酸性泉ではなかろうかと思った。

 

4入道沢温泉 4729温泉地

香草の手前の沢に温泉が湧出していた。道なき斜面を沢に下ってゆくと大きな川であるが、右側に分岐している沢は小さなもので、赤い水が流れ込んでいる。その分岐に温泉があった。



赤色の析出物の丘がありその上から湯が涌いていた。28度~30度の源泉で赤褐色、エグ味+少塩味、金気臭であった。重層食塩泉か食塩重層泉であろう。



鉄分も20mg以上含有していると思われる。沢の両側に湧出地点があり左側は析出物丘、右側が湯溜りであった。析出物丘の入浴は泥の中に体を埋める感じで全身が泥人形のようになった。



神流川温泉 湯郷白寿

埼玉県と群馬県の県境の埼玉寄りの温泉。赤褐色の強食塩泉で薄めて湯口で計測したという分析表では31.49グラムの強食塩泉で炭酸分も443.6㎎の含有である。



このたび講演会ということで訪問した。源泉を直接みせていただいた。源泉では40グラムくらいの食塩泉で炭酸味も濃いので1000㎎は優に超しているであろう。源泉の再分析を期待したい。



小さ目な日帰り温泉施設で大きな内湯と露天風呂がある。内湯はこの半分でも良いであろう。小さくても良いので源泉浴槽を造ってもらいたい。湯は20度台で熱交換で加熱して掛け流しにしている。



炭酸を含むのでカルシウムと反応して析出物を造るのであろう。露天風呂の床はうろこ状態である。内湯や露天風呂の浴槽も縁は析出物で凝り固まっている。





小野川温泉 小町の湯

小野川温泉の小さな温泉街は川の左側にあり、川を渡って右側にある野趣に富んでいる露天風呂。無人で料金箱に200円入れて入浴する。



小野川温泉の源泉を掛け流しで使っており、特に濃くて熱い4号源泉をそのまま使っているので、尼湯の4,5号混合よりも硫黄臭があり、味覚も塩味が強く小野川一番の良い湯であった。

 

なによりも匂いが良い。かなりの硫黄臭でHS1.7 H2S 2.5の4.2㎎とは思えないほどに硫黄臭がした。塩味も5.7グラムにしては良い味でだしの効いたスープのようであった。



岩組の露天風呂か中央に1か所のみの簡素な施設である。ほかに混合していない4号泉のみの施設は高砂屋、梅屋とここのみである。良い湯であった。

 

小野川温泉 尼湯

今回小野川温泉と白布温泉はテレビ東京の「大人の極上ゆるり旅」という昼間に放送している旅番組の取材で訪問した。



尼湯は小野川温泉の総湯と言ってもよい、中心広場にある共同湯。80度の源泉と温い源泉を混合して入浴可能にしているがまだ45度ほどでかなり熱い。



小さな入母屋造りの建築に小さな唐破風の付いたかわいらしい建築で尼湯という名にふさわしい。小さな四角いタイル浴槽一つの共同湯である。



白布温泉 西屋

3軒並んでいた茅葺きの宿で火事で焼け残った唯一の宿。1300㎎の含硫黄石膏泉で透明、せっこう味、硫黄臭である。熱い源泉の時に加水されているのが白布温泉の残念なところで、源泉はさらに硫黄臭がするであろう。



しかしやや熱めに加水してそれを熱い浴槽に入れ、打たせ湯はさらに加水して掛け流している。厚い切石の浴槽は昔ながらのもので東屋にもあった。



豪快に掛け流され洪水のように溢れて行く。宿は茅葺の部分は使われておらず右側に並んだ木造2階建て部分で全20室である。格子を使った建具で繊細な内装である。



新高湯 吾妻屋

記憶にないくらい昔に来た温泉。根っこ浴槽のみ記憶にある。急坂でバイクの荷物が落ちそうになったのも記憶にある。



いくつかある浴槽群は宿の前面にあり、木を刳り貫いた貸切風呂は薄白濁の単純硫黄泉 玄関下の沢沿いに滝見風呂がある。



下に根っこ風呂と木の刳り貫き風呂がある。さらに下に混浴の大きな露天岩風呂がある。女性用の風呂もあった。湯は単純硫黄泉で透明白湯の華浮遊、無味、微硫黄臭であった。





白布温泉 東屋

白布の火事で新築になった温泉宿。現在は打たせ湯のある昔ながらの浴室と露天風呂がある。含硫黄石膏泉で加水しているが白い湯の華が底に沈殿し、掻き回すとたまごスープのようになる泉質である。









小野川温泉 河鹿荘

小野川では奥にあり、大き目な旅館である。2か所に浴室があり、楕円形の内湯とZ型の露天風呂のある浴室に入浴した。塩味の硫黄臭のする小野川特有の良い湯であった。





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2013/01/27 関東 

箱根の名湯2箇所  

塔ノ沢温泉 福住楼

塔ノ沢の名宿、福住楼に再訪した。館内を見学させていただき、大丸風呂と家族風呂、岩風呂に入浴させていただいた。



大丸風呂は木製の浴槽で銅の縁のやや大きな円形である。直径2メートルほどで3.4人入れる大きさである。単純温泉を掛け流しにしている。となりが小丸風呂でこちらは真鍮の縁である。



この浴室棟が良い、白木造りで清楚な雰囲気である。簡素な透かし彫りの欄間が付き、天井もほどほど高く良い浴室である。家族風呂は四角い大理石の浴槽で小さなものである。一人用であろう。



初めて入ったのであるが岩風呂があり大き目な浴槽で石組みである。熱い湯であった。



部屋を見学させていただいたが2階の川沿いの部屋は景観が美しい。渋温泉の金具屋のような凝った意匠ではないが、正統派のしっかりとした客室であった。



大広間が奥にあり、このような小さな宿でも大広間が付いているのに驚いた。各室は離れのような棟が分かれており、多棟式という。





 

姥子温泉 秀明館

箱根に久しぶりに来たら、行きたいのは足元湧出の姥子秀明館であろう。ここは日帰り専用になりこれで2回目である。その前の名物おかみがいた時には3回来ている。



各室の内装を改修して風雅な造りになっている。ここで3時間の休憩込みで一人2300円の入浴料金である。しかし今回は満室で15時からの入浴のみにした。これでも1800円である。休憩付きが安く感じる。



今回の源泉は絶好調であった。白糸の滝の小さいのが出ており、洗い場の床に溢れて流れ去っていた。熱い湯で48度から50度くらいの湯である。



浴槽は熱交換され適温の湯が入っている。源泉の湯では熱くて入れないであろう。そういう意味でこの改修は良かった。48.4度の単純温泉で水素イオンが0.51㎎含有され酸味がある。透明、少酸味、無臭であった。

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