1十津川温泉 蕨尾共同湯 (再訪)
純重曹泉 つるつるの湯 下湯共同源泉
十津川温泉に再訪した。つづら折れの道は幾分改修され良い部分もできた。国道沿いにある蕨尾共同湯に再訪した。鄙びた共同湯で簡素なタイル張り浴槽が一つの温泉施設である。
ここも平谷地区も下湯の引き湯で分析表に拠ると61.5度の重曹泉で総計1594mgの温泉である。透明、重曹味、少湯の香と観察した。弱いつるつるがあるが、上湯ほどつるつる度は強くない。近くの平谷荘の風情が良い。
2湯泉地温泉 むさし 温泉地再訪
小さな内湯掛け流し 新鮮 硫黄臭あり すべすべ(レベル1)
十津川からさらに沢を遡り湯泉地温泉に行った。以前は共同湯に入浴して湯の鮮度が悪く良い記憶がないので、今回は宿に入浴をお願いした。「やど湯の里」は臨時休業中で十津川荘は湯を抜いたばかりでカラであった。そこで「むさし」という小さな宿に入浴させていただいた。小さな内湯で岩風呂が1つのみである。十津川村全体が掛け流し宣言しており、この宿も掛け流しである。湯泉地温泉は単純硫黄泉の源泉で47.3度のもので総計296mg HS 4.1 S2O3 1.3という硫黄含有量である。透明、たまご味、硫黄臭ありで硫黄分をかなり感知出来る新鮮な湯であった。
よわいすべすべもある湯で存在感はある。下湯と違い硫黄泉であった。
3十津川温泉 吉乃屋 温泉地再訪
下湯共同源泉 泡付きあり、景観も良い
渓谷がダムによって湖のようになっている湖畔にある温泉宿、エメラルドグリーンに染まった湖水が背景になった展望の良い温泉である。内湯、露天風呂ともに眺められる。
内湯は湯口が泡で白濁しており、身体に気泡が付いた。ここも蕨尾と同じ下湯源泉の引き湯であるが何かの具合でこのような泡付きが見られるのは不思議である。岩組の内湯と同じく露天風呂も岩組のものである。
露天風呂の横に大木の刳り貫き風呂もある。弱く掛け流しされており、この地区はすべて掛け流し宣言をしている。透明、重曹味+微たまご味、微硫黄臭であった。70.2度の重曹泉で総計1549mgの温泉で蕨尾共同湯にあった分析表とほぼ同じである。S2O3が0.2mg含有され仄かな硫黄の感触も感知出来た。
4熊野川温泉 さつき
透明、無味、無臭 循環
熊野川は広い平野に出て、広々とした流れになって悠々と流れている。奇麗な水のまま河口に着く川は良いものだ。新宮に着く手前にある熊野川温泉は新しい温泉センターの施設である。27.8度のアルカリ性単純泉でpH9.02という源泉である。総計401mgと薄い成分量である。特記する個性はなく、透明、無味、無臭である。循環が残念であった。
この画面に戻る際はブラウザのバックボタンで戻ってください。 元のページに戻る