1 湯川温泉 喜代門の湯
温度もあり、大掛け流しは良い
湯川温泉では、かつて古い施設で入浴した場所に新しく喜代門の湯の日帰り温泉施設が建っていた。向かいのゆかし潟に建っていたビルの旅館は解体され更地になっていた。以前はつるつるの湯で掛け流しが多かった記憶であるが、この喜代門の湯も同じ湯であった。
タイル貼り内湯のみの温泉施設で、つるつるの湯が大量に掛け流しされている。透明、少たまご味、ほぼ無臭という観察である。和風瓦屋根の入母屋のエントランスに曲線のついた廊下がある。瀟洒な建築である。
40.8度の単純硫黄泉でPH 9.3 総計170mgと163mgの2本の源泉がある。毎分156リットルと52リットルの源泉である。硫化水素イオン(HS)を2.4mg 炭酸イオン(CO3)24mg という含有量で塩化物イオン32.7%に続き炭酸イオンが30.1%となっているのでつるつるが良く感じられて気持ちが良い。
2 勝浦温泉 越の湯 泊
2つの源泉あり、内湯掛け流し浴槽は良い。
勝浦温泉の老舗宿「越の湯」が経営が変わり2食付7000円台の安い価格になって営業されている。安い価格のために食事はバイキング形式になっている。しかし建築は以前のままで海に沿った敷地に2階建ての立派なエントランス棟と左側に木造宿、右側にコンクリートの建築が海に沿って並んで建っていた。
夕暮れの海を挟んでホテル中の島の光とホテル浦島の光が対岸に眺められ、この湾はまるで湖のようである。夜景が非常に美しく落ち着いた雰囲気で良い宿である。
私は希望で、左側の木造の古い「波の棟」に宿泊した。中庭のある凝った造りの建物で窓の先は海である。
湯は総計1891mgの塩化土類食塩泉(日和山3号泉40.8度)と総計1004mg食塩泉の2本ある。ともに食塩泉であるが前者の日和山3号泉はHS 0.6 H2S 0.1を含みNaCa-Cl泉である。露天風呂と内湯に使用されている。
露天風呂はヌル湯のまま使われ、内湯は加熱掛け流しである。透明、エグ味強し+少塩味+たまご味、少硫黄臭である。もう1本の食塩泉は透明、少エグ味、無臭でジャングル風呂に入れられ、個性は少ない。
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