1 ふだんぎの湯 旧田の中の湯 (再訪)
透明、無味、無臭
以前、田の中の湯として四角い露天風呂のみの温泉で無料開放されていた温泉は、瓦屋根の入口が付けられ、男女別に仕切りも造られ、ふだんぎの湯として改築されていた。
67.4度の単純泉で総計590mgである。(分析表桁違い59mgだと思われる)H2S 0.5mgながら硫黄臭はなく透明、無味、無臭であった。以前は白い湯の華浮遊で、薄く白濁していたが源泉も変わったのであろうか?少し下流の湯坪温泉の源泉である。きれいな個性の少ない湯であった。
2 地蔵原温泉 ペンション山幸
透明、無味、無臭 掛け流し 弱いすべすべあり
宝泉寺温泉や壁湯に下る手前のまだ高原の一角に地蔵原という地名があり、ペンションで温泉を湧出させている。
小さな一軒宿で青い外壁の新築宿である。涌蓋山の眺望が良い。富士山のような三角形の山容である。湯は透明、無味、無臭の単純泉で72.3度である。独自源泉の掛け流しである。含有量が極めて少なく総計99mgである。温泉としての個性は弱いすべすべがあっただけである。
3 宝泉寺温泉 石櫃露天風呂 温泉地再訪
貸切り50分1000円 透明、無味、無臭 掛け流し
宝泉寺温泉は以前竜泉閣に泊まったのが記憶の隅にあり、泊まったという記憶のみで湯の感触はなくなっていた。石櫃露天風呂という施設が温泉街の中心にあり、貸切利用で50分1000円となっている。
川沿いに塀が造ってあり橋を渡って入浴する。石櫃には溜めずに周囲に大きな露天風呂があり、そちらに掛け流しされている。
熱い湯で石櫃に入ろうとしたら激熱であった。奇麗な単純泉であろう透明、無味、無臭の源泉で大きな岩組の露天風呂に湯が入っている。
石櫃の上には神社のような建屋があり神聖な雰囲気である。そこから溢れた湯が露天風呂に満たされていた。
4 壁湯温泉 福元屋露天風呂 (再訪)
ここはやはり素晴らしい 湯量がたいへん多いのがわかった
足元湧出源泉浴槽 底の岩が見えて野趣に富んでいる
まず福元屋のすこし上流にある共同湯に行く。こちらも足元自噴でコンクリートで覆ってあるが一部、湧出地は玉石になっておりそこから湧出している。
壁湯の前を通ると必ず寄ってしまう。足元湧出の素晴らしい温泉である。上の共同湯も足元湧出でほぼコンクリートの底であるが一部湧出地点が大石が敷いてあり、そこからの湧出である。
下にある川沿いの福元屋の露天風呂が、大きくかつ湧出量も多く素晴らしい天然の妙である。
大きな浴槽一面の底は大石と岩が露出しどんどん湧出している。湯の量は溢れ出る湯が川のようになって下の少浴槽に流れている。その量を見ればわかる。小川のような大湧出量である。
入浴すると底の砂地や大石の割れ目からどんどん湧出し、湯の流れが分かる、印象的な体験ができる。
川沿いの堤防の外側にも露天風呂がありややヌル目の浴槽になっている。湯は単純泉であろう。
透明、無味、無臭で特に湯の個性はないがこの湧出状況と、横穴になった半洞窟のような浴槽の底の石が澄んで見え、透明感のある美しさがこの温泉の全てであろう。神聖な泉であり温泉本来の良さを目の当たりに出来る温泉として貴重なものであろう。
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