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2011/03/29 九州 
小宝島 野湯 温泉センター ボッケ

1 小宝島湯泊温泉 天然岩3連浴槽    

  含硫黄酸性強食塩泉 源泉浴槽は激熱、薄白濁、2つ目で入浴 薄泥色、酸味+強塩味、硫黄臭



2つ目の3連浴槽より海岸に出ると、岩場にも温泉が湧出している。高温の源泉なので串団子のような3つの湯溜まりが離れて位置しており、源泉から順に次の浴槽に流れていく方式である。海岸の大きな岩に囲まれた場所でここも展望は効かない。



湧出している浴槽は高温のため激熱で入浴不能である。次の浴槽がややヌル目で3つ目は30度くらいの温度であった。この湯は硫黄分を含有しておらず白濁していない。湯は透明であるが強い塩味で弱い酸味もある。弱い硫黄臭は感知できた。少量ながら硫黄分を含んでいるのであろう。しかしほぼ強食塩泉と言ってよいであろう。



一つ目の浴槽では塩分が強く温度も高いので製塩に使っている。細い塩ビ管でポンプで湯を汲み上げていた。この温泉も海の干満に作用されるのであろう。夕方に行くと湯が増えており3つの浴槽ともに高温になっていて入浴不能であった。



最初に行った時に入浴できて幸運であった。湯は透明であるが底の泥が舞い上がるので泥色に濁り泥湯のような感触がある、強い塩味+少酸味、少硫黄臭と記録した。小宝島の野湯3箇所はすべて違う湯で面白い。



基本は熱い食塩泉であるが、塩の濃さや硫黄分の含有具合や酸味の違いがあり個性が違う湯に入浴できて楽しかった。

 2 小宝島  温泉センター     

  海水を噴気で加熱 透明、塩味、無臭 で海水の暖かいもの

小宝島の唯一の内湯は温泉センターの湯である。ここの湯は海水を天然の噴気で加熱しているので、造成泉としての温泉ではある。最近噴気の状況が悪く、温度が高くならないので入浴出来ない時が多いらしい。この日も休業しそうであったがお願いして沸かしてもらった。



しかし温度はあまり上がらずに38度ほどのヌル湯であった。海水だから仕方がないが透明、塩味、無臭の温度のある塩水であった。タイルの浴槽1つの簡素な共同湯であった。

 

3 小宝島 黒ボッケの湯   

  激熱のため、バケツに汲んで冷まし 温泉センターで浴びる。

海岸の3連コンクリート浴槽に向かう手前の草地の中に、真っ黒な泥湯になった源泉湧出穴がある。手を入れられないほどの高温で、入浴は不可能である。民宿から借りたバケツに汲み時間を掛けて冷ました。湯は塩分が少なく近くの海岸の温泉とは泉脈が違う。真っ黒な泥が濃厚に湧出し粘度を持った源泉であった。

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