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2012/02/20 中部 
山梨の秘湯6か所 

1坂本温泉 ポンプ故障で入浴不可  

坂本温泉を探し、地図で近づいたと思われる場所で人に聞いた。国道脇の一軒家が坂本温泉で、車で先導して教えてくれた。なんとバス停も坂本温泉とある。坂本温泉は以前日帰り入浴をしていたが、現在ではポンプが故障し使っていないという。事実上廃業ということである。残念であった。

 

2杉木立の湯 野湯  SUSバス垂れ流し  

山梨県に入り富沢町になった。以前訪問した別草温泉は健在であろうか、などと思いながら今回は山の中にある杉木立の湯に行こうと計画した。以前からの課題であった。

 

ビニールシートの屋根に木製の浴槽がある、林の中にある野湯である。今回は以前の浴槽の中に入れ子のようにステンレスの浴槽が置かれそこに湯が入っていた。道路から50mほどの森の中にあり、アプローチはたいへん易しい。

 

しかしその最中で行きか帰りかは分からないが蛭に食われ足に1匹付いていた。また浴槽に行くと大きな木の浴槽の中に大きな蛇が泳いでおり、頭が三角でまだら模様がはっきりしているので「まむし」ではなかろうか。幸いステンレスバスのほうには入れないと思われるので入浴した。透明、微たまご味、無臭の湯で約30度ほどと観察した。常に掛け流しされているのでそれほど汚れてはおらず、奇麗なステンレスバスであった。

 

3南部町営温泉 なんぶの湯 アルカリ性単純泉 センター系  

この地域には久しぶりに来たが「なんぶの湯」という日帰り温泉センターが出来ていた。平屋造りの現代建築で33.5度のアルカリ性単純泉が湧出している。総計208.9mgと薄い温泉である。

 

PH9.9で高いアルカリ性である。CO3を14.1mg含有しややつるつるした湯であった。加温、オーバーフロー循環、殺菌というものであった。内湯に大浴槽と打たせ湯、バイブラ浴槽があり、露天風呂に岩組の浴槽が1つある。透明、少甘味、無臭と観察した。

 

4十枚荘温泉 NaCa-Cl 循環  

南部町に入り、はるか以前に訪問した十枚荘温泉に再訪した。舟の形をした浴槽が記憶にあるが泉質は記憶になくなっていた。木造入母屋の2棟が川に沿って建つ風格のある宿である。

 

浴室に行ってみると以前と変わりなくモザイクタイルの舟の浴槽であった。湯は土類食塩泉(NaCa―Cl)で透明、弱塩味、無臭の湯が循環で利用されていた。猪料理の宿として有名であるが温泉は循環が残念である。女性用浴室は四角いタイル浴槽であった。

 

5船山温泉 単純硫黄泉 循環  

以前、船山温泉に行ったときはちょうど現在の建物の新築中で鉄骨の柱が見える、建設真っ最中であった。このたび未湯で残っていた温泉である。背後に山の稜線が見え、川に沿った風光明媚な立地である。建築も立派で白い壁の清楚な建築で木目の2枚の大きな扉を開けて玄関に入る、中は廊下も全館たたみ敷きである。

 

15.7度の規定泉でHSイオンが1.1mg H2S 0.1mgでの規定である。総計954mgなのでもう少しで食塩泉になる組成である。オーバーフローを採っていると明記してあるが、量が少なくほぼ循環であろう。硫黄分は飛散して感知出来なかった。透明、無味、無臭である。浴室は立派で御影石の浴槽である。小さな露天風呂もある。

 

6ヨシャーの湯 野湯  含炭酸食塩泉 冷泉の垂れ流し  

みずがき湖のほとりにある冷鉱泉の垂れ流し。透明、炭酸塩味、無臭の鉱泉である。含炭酸食塩泉であろう。5グラムほどと推測した。

 

由来の看板が建っており、かつてはこの湯で塩を造っていたことが掲示されていた。垂れ流しの筒の先には四角い浴槽風の水溜めがおいてあり入浴できる。温度が20度台であろう、冷たくかつ炭酸分でさらに冷たく感じるがプラス1点のために入浴した。

 

 

 

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