1 金太郎温泉 80
やや古びた温泉センター。弱いつるつるのある湯で掛け流しで使われている。総計4089mgの食塩泉で45.4度である掛け流しにするのに最適な温度である。
うぐいす色透明、塩エグ味、湯の香あり、であった。掛け流しの使い方で満足である。特記成分はBr5.8mg CO3 18.9mg であった。
2 森田温泉 (再訪)90
日本で炭酸泉というと長湯温泉が挙げられるが実は遊離炭酸量は1000mgを超えているものは少なく、ほとんど500以下である。この青森を代表する炭酸泉は森田温泉である。
身体に付く気泡と、炭酸味、体感清涼感がある温泉としてはこの森田温泉ががんばっている。分析表では42.5度の重曹食塩泉でCO2は218mgであるがはっきりとした炭酸の味と匂いがある。
透明、炭酸味+塩エグ味、炭酸刺激臭であった。以前と変わりなくここの炭酸泉は健在であった。個性的な湯で温度が炭酸が残る最適な温度なのであろう、分析表以上の数値を感じられる特異な温泉としてまた再訪してしまった。
3 光風温泉 (再訪)85
光風自動車工場の中にある温泉銭湯。ここも変わりなく熱い湯で存在していた。重曹食塩泉の総計9928mgの強力な源泉である。
温度も50.5度あり豪快に掛け流しされているので熱い浴槽は激熱である。温度が高い割りに炭酸も含有しておりCO2 326mgである。しかし温度が高いのでわずかしか残っていなく薄い褐色(うぐいす色)塩スープ味+少炭酸味、微炭酸臭と観察した。
温度が低ければ森田温泉のように炭酸泉の感触が残るのであろう。しかしこの温度のため食塩泉になっている。それでも炭酸の感触が残り立派な温泉である。
4 板柳温泉 旅館部 80
板柳温泉は共同湯が2つある。一つは次の共同湯であるが、この旅館部は鄙びていた。古い木造の宿であるが、すでに宿泊はしていなく日帰りのみである。
ここの浴槽が面白い、男女混浴の大きな浴槽とほかに小さな貸切り風呂が並んでいる。
家族風呂、角風呂、りんご風呂、岩風呂、寝風呂が合計6ヶ所の浴槽に入り放題なのだ。面白い施設である。
しかしかなり古びていて幽霊屋敷のようであった。湯は共同湯と同じ源泉で10グラムの食塩泉で薄黄色、塩味濃い、湯の香ありと観察した。
5 板柳温泉 共同湯 (再訪)80
木造2階の共同湯ながら外観が立派で凝洋風の意匠の柱上に装飾が付いていたりする建築で面白い。内湯のみで2つの浴槽が並んでおり掛け流しの温泉がある。
以前、掃除のときを見たことがあるが、湯は底から注がれている。この温泉は何度も来てしまう不思議な魅力を持っていてまた着てしまった。
総計9961mgの等張性の食塩泉で55.4度透明薄緑色、塩味濃い目、湯の香あり、であった。掛け流しが多く床に流れが出来ている。青森に来るとほとんどが掛け流しなので慣れてしまうが、素晴らしい温泉県である。
6 高増温泉 不動の湯 (再訪)75
高増温泉には檎山亭という立派な温泉旅館があったが、そちらは休業してしまった。共同湯の不動の湯は健在であった。
油臭のある温泉で総計1058mgのほぼ単純温泉に近い重曹食塩泉である。43.3度で毎分360リットルの湧出で掛け流しが素晴らしい温泉である。薄褐色透明、少エグ味、微油臭あり、と観察した。
以前は新鮮な湯で体中に気泡が付き感動したが、この度、行政からのガス抜きの指導があってバッキを通しているため全く泡付きが無くなってしまった。ここのような爆発の可能性の無いところまでバッキする指導が来ているとは残念である。
この共同湯には2階に宿泊が出来る。余り知られていないのかゴールデンウィークなのに私一人の宿泊者であった。弱いつるつるのある匂いが個性的な温泉で、泡付きが無くなったのが非常に残念である。
7 広田温泉 (再訪)85
かなり前に訪問していたが、ほとんど記憶から抜けていたので再訪した。新しい平屋の温泉センターで大きな浴槽にドバドバの掛け流しになっていた。
源泉が2本あり一つは冷鉱泉で水風呂につかわれている。温泉の方はべっこう色透明、塩味、鉱物油臭であった。掛け流しが多く匂いが良い香りで素晴らしい。良い温泉である。
8 つるまい温泉 75
国道336号線沿いの温泉センター新築の施設でオープン3年目だそうだ。56.2度の食塩泉で毎分390リットルと言う湯量を誇っている。
褐色(深緑)、塩味、油臭の湯でツルツル感もあり存在感はある。当然掛け流しであった。
9 はたけの湯っこ温泉 75
こちらも新しい日帰り温泉施設、りんご畑の中の一軒温泉である。48.9度の食塩泉で総計2030mgである。しかし存在感はあり茶褐色、少塩味、弱い油臭であった。
一般的な内湯が2つで掛け流しで使われている。
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